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ウイルス学:潜伏性HIV-1プロウイルスのリザーバーを測定する定量法

Nature 566, 7742 doi: 10.1038/s41586-019-0898-8

静止期CD4+ T細胞の中にはHIV-1の安定的な潜伏リザーバーとなっているものがあり、これが治癒を阻む主要な障壁である。このリザーバーを標的にする治療戦略が試験されており、正確でスケーラブルなリザーバー解析が必要である。この潜伏リザーバーは、1回のT細胞活性化の後、感染性ウイルスを放出する細胞に対する定量的ウイルス増殖解析によって明らかにされる。しかし、1回の活性化では全てのプロウイルスが誘導されないので、これらの定量的増殖解析や、活性化後にウイルスRNAを産生する細胞に対するより新しい解析では、リザーバーサイズが過小評価される可能性がある。多くの研究が、転写状態に関係なくプロウイルスDNAを検出するためのポリメラーゼ連鎖反応に基づく単純な解析に頼っているが、大多数のプロウイルスには欠陥があるため、これらの解析の臨床における意義は不明確である。今回我々は、完全および欠陥プロウイルスを別々に定量する、より正確なHIV-1リザーバー測定法について報告する。我々は、in vitroとin vivoでは、完全および欠陥プロウイルスを保有する細胞の動態が異なることを明らかにする。これらの知見は、HIV感染の治癒を阻む障壁である完全プロウイルスを標的にする際に重要な意味を持つ。

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