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構造生物学:代謝型グルタミン酸受容体活性化についての構造学的知見

Nature 566, 7742 doi: 10.1038/s41586-019-0881-4

代謝型グルタミン酸受容体はクラスCのGタンパク質共役受容体であって、常に二量体を形成している。細胞外にはリガンドが結合するVFT(Venus flytrap)ドメインがあり、これはシステインリッチドメインによって自身の7回膜貫通ドメインと連結されている。分光学的研究から、そのシグナル伝達は動的な過程であって、細胞外VFTドメインから膜内のGタンパク質と共役しているドメイン、つまり7回膜貫通ドメインへのシグナル伝達の基盤は、大規模なコンホメーション変化であることが分かっている。今回我々は、X線結晶学の手法、クライオ(極低温)電子顕微鏡法、シグナル伝達研究を組み合わせて用いて、代謝型グルタミン酸受容体サブタイプ5の活性化機構の構造学的枠組みを明らかにした。今回の結果は、VFTドメインでのアゴニストの結合によって二量体のサブユニット間界面が圧縮され、それによってシステインリッチドメインが近接するようになることを示している。システインリッチドメインと受容体の2番目の細胞外ループ間の相互作用により、剛体である7回膜貫通ドメインの再配置が可能となり、これらが互いに接触するようになってシグナル伝達が開始される。

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