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加齢:L1は老化細胞においてIFNを作動させて加齢関連炎症を促進する
Nature 566, 7742 doi: 10.1038/s41586-018-0784-9
レトロトランスポーザブルエレメントは、さまざまなレベルで有害な作用を持つため、これらのエレメントに対する宿主の監視システムの障害は負の結果をもたらす。しかし、加齢や加齢関連疾患に対するレトロトランスポゾン活性の寄与については知られていない。今回我々は、細胞老化においてL1(別名LINE-1)レトロトランスポーザブルエレメントの転写抑制が解除され、I型インターフェロン(IFN-I)応答を活性化することを示す。IFN-I応答は老化後期の表現型の1つであり、老化関連分泌表現型の維持に関与する。IFN-I応答は細胞質内のL1相補的DNA(cDNA)により引き起こされ、L1逆転写酵素の阻害剤により拮抗される。ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤ラミブジンを老齢マウスに投与すると、いくつかの組織でIFN-Iの活性化と加齢に関連した炎症(インフラメージング;inflammaging)が抑制された。我々は、レトロトランスポゾンの活性化は、加齢の特徴の1つである無菌性炎症の重要な要素であり、L1逆転写酵素は加齢関連疾患の治療につながる適切な標的であると考える。

