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免疫療法:CD8 T細胞および抗がん免疫を誘導する特定の共生細菌コンソーシアム
Nature 565, 7741 doi: 10.1038/s41586-019-0878-z
さまざまな疾患の治療標的として、腸の微生物叢の重要性が認識されてきている。しかし、宿主の生理機能の操作に使用できると考えられる共生細菌株は少数しか知られていない。今回我々は、健康なヒトドナーの糞便から、腸でインターフェロンγ産生CD8 T細胞をロバストに誘導できる11細菌株からなるコンソーシアムを単離したことを報告する。この11細菌株は協調的に機能することで、炎症を引き起こさずに、CD103+樹状細胞や主要組織適合遺伝子複合体(MHC)クラスIa分子に依存的に当該細胞を誘導した。この11細菌株の混合物をマウスに経口投与すると、リステリア菌(Listeria monocytogenes)感染に対する宿主抵抗性および、同系腫瘍モデルでの免疫チェックポイント阻害剤の治療効果の両方が増強された。この11細菌株の大部分は、ヒトのマイクロバイオームに存在量が少ないまれな構成要素であり、従って、広く有効な生物学的製剤として非常に有望である。

