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プラズマ物理学:統計モデリングを通して3倍になった直接駆動レーザー核融合の収率
Nature 565, 7741 doi: 10.1038/s41586-019-0877-0
レーザー光を非常に小さな標的に集束させると、実験室スケールでの水素同位体の核融合条件を生成できる。高性能のレーザー核融合実験の設計に不可欠である正確な予測モデルがないことは、熱核融合点火を実現する上で大きな障害になっている。本論文では、統計的手法を用いて、30 kJのOMEGAレーザーシステムによって行われる固体重水素–三重水素標的の爆縮を設計するとともにその結果を定量的に予測したところ、核融合収率が直接駆動レーザー核融合でこれまで得られた最高値の3倍になったことを報告する。米国立点火施設のレーザーエネルギー(1.9 MJ)へ拡大すると、この標的では約500 kJの核融合エネルギー出力が生成されると予測される。これは、この施設で現在達成されている核融合収率より数倍高い。この方法は、熱核融合点火条件の広大なパラメーター空間を探索する指針となり、レーザー核融合物理学の理解を深める可能性がある。

