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宿主–微生物相互作用:kiwellinは菌類の分泌型病原性因子の代謝活性を軽減させる

Nature 565, 7741 doi: 10.1038/s41586-018-0857-9

菌類による植物の病気は、世界的な食料安全保障と植物の生態に影響を及ぼす。生体栄養性菌類であるクロボキン類の一種Ustilago maydisは、植物の代謝と免疫応答を再プログラム化する多数の病原性エフェクターを分泌することで、トウモロコシ(Zea mays)で黒穂病を引き起こす。分泌された菌類コリスミ酸ムターゼCmu1は、コリスミ酸をフェニルプロパノイド経路へ向かわせることで、植物の免疫シグナルを担うサリチル酸の生合成に影響を及ぼすと考えられている。今回我々は、トウモロコシがコードする20種類のkiwellinの1つ(ZmKWL1)が、Cmu1の触媒活性を特異的に阻害すること示す。ZmKWL1は、菌類Cmu1オルソログに特異的な構造的特徴が関わる密接な相互作用を介して、基質がCmu1の活性部位に近づくことを妨げる。系統発生学的解析の結果、植物のkiwellinは、Cmu1のような病原性エフェクターに特異的に拮抗する多用途の足場を持つことが示唆された。kiwellinファミリーは広く保存されたタンパク質群で、これまでヒトの重要なアレルゲンとしてのみ認識されてきたが、我々は、そのメンバーの1つの生物学的活性を明らかにした。

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