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地球科学:アンデス山脈に沿ったナスカプレートの沈み込みの南方への拡大

Nature 565, 7740 doi: 10.1038/s41586-018-0860-1

アンデス山脈の縁辺は、寿命の長い連続的な沈み込みのプレートテクトニクス的なパラダイムであるが、後期中生代以降(過去約1億年間)のその地質は定常状態とはほど遠い。間欠的な変形と火成活動の原因は、スラブの沈み込み角度、スラブ分離、スラブの下部マントルへの貫通の周期的変化であると考えられているが、ナスカ–ファラロンプレートの広範な沈み込み(その結果リソスフェアが5500 km以上にわたってマントルへ消失)のため、プレートテクトニクスの役割はよく分かっていない。今回我々は、トモグラフィーデータを用いて、沈み込んだナスカスラブのプレートテクトニクス的形状を再現することにより、後期中生代以降のアンデス山脈のプレートテクトニクスを再構成した。今回のモデルは、現在のナスカプレートの沈み込みが後期白亜紀(約8000万年前)にアンデス山脈北部(南緯5度)で始まり、南方に広がって前期新生代(約5500万年前)までにアンデス山脈南部(南緯40度)に達したことを示唆している。従って、現在のパラダイムとは反対に、ナスカプレートの沈み込みは、中生代以降、完全に連続的だったのではなく、間欠的な発散段階を含んでいたことになる。さらに我々は、前縁海溝における堆積とアンデス山脈の圧縮開始は共に、ナスカスラブと下部マントルとの相互作用に関連していることを見いだした。これは、これまでのモデルと矛盾しない。

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