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ゲノミクス:LHX2やLDB1が仲介するトランス相互作用は嗅覚受容体の選択を調節する

Nature 565, 7740 doi: 10.1038/s41586-018-0845-0

ゲノムは、共通のクロマチン価(chromatin valence)を持つトポロジカル関連ドメイン(TAD)(やゲノム区画に区分化されている。こうした構造はDNAポリマーよって制約されていて、異なる染色体上の遺伝子間の相互作用が起きないようになっている。今回我々は、マウスの嗅覚ニューロンで起こる、このような核構成のパターンとの顕著な相違について報告する。蛍光標示式細胞分取を行った嗅覚ニューロンやその前駆細胞でのin situ Hi-Cを用いた3C(chromatin conformation capture)法によって、18本の染色体に存在する嗅覚受容体遺伝子クラスターが特異的かつロバストに染色体間接触をしており、このような接触は細胞分化に伴って増えることが示された。これらの接触は、遺伝子間嗅覚受容体エンハンサー「Greek island」によって調整されており、Greek islandはまず嗅覚受容体区画の形成に関与し、次に、単一の活性な嗅覚受容体遺伝子と相互作用する多数染色体由来スーパーエンハンサーを形成する。Greek islandに結合する転写因子LHX2とアダプタータンパク質LDB1は、嗅覚受容体区画の組み立てと維持、Greek islandハブ、嗅覚受容体の転写を調節することから、遺伝子発現におけるトランス相互作用の役割についての機構的手掛かりや機能的裏付けが示された。

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