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ヒトの発生:ヒトにおける妊娠初期の母体–胎児の界面の単一細胞再構成

Nature 563, 7731 doi: 10.1038/s41586-018-0698-6

ヒトの妊娠初期に子宮内膜は脱落膜へと形質転換し、その中に胎児胎盤が埋め込まれ、そこで胎盤の栄養芽細胞は母体の細胞と混ざり合って、情報連絡を行う。栄養芽層–脱落膜の相互作用は、妊娠高血圧腎症(子癇前症)や死産など、よく見られる妊娠関連疾患の原因となる。今回我々は、妊娠第1三半期の胎盤とそれらに対応する母体の血液および脱落膜細胞から得た約7万の単一細胞について、トランスクリプトームのプロファイリングを行った。ヒト脱落膜の細胞の構成から、脱落膜の異なる層に位置する血管周囲細胞やストローマ細胞のサブセットが明らかになった。脱落膜ナチュラルキラー細胞には3つの主なサブセットがあり、それぞれ特徴的な免疫調節性プロファイルとケモカインプロファイルを持っていた。我々は、リガンド–受容体複合体のレポジトリと統計学的手段を開発して、これらの分子的相互作用を介した細胞間連絡の細胞タイプ特異性を予測した。我々のデータから、この環境における有害な自然免疫応答あるいは適応免疫応答を防ぐ多数の調節性相互作用が特定された。我々の母体–胎児界面での単一細胞アトラスから、脱落膜と胎盤の細胞構成や、胎盤形成や生殖の成功に重要な相互作用が明らかになった。

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