Review

材料科学:二次元ファンデルワールス材料の磁性

Nature 563, 7729 doi: 10.1038/s41586-018-0631-z

材料の発見によって新しい物理パラダイムが導入され、新規デバイスの開発が可能になった例は多い。強い固有のスピンゆらぎを伴う二次元磁性は、長年にわたり、新しい相の理解と制御に関する物性物理学の基本的問題の焦点となってきた。今回我々は、磁性元素を含んでいるために固有の磁気特性を示す二次元原子結晶である、磁性ファンデルワールス材料について概説する。こうしたへき開可能な材料は、新しい物理現象が期待される二次元極限で磁性を研究する理想的なプラットフォームとなり、ナノスケール相を制御し研究する我々の能力を大きく変化させると思われる。我々は、この種の結晶を研究する理論的背景と動機を提示し、磁性ファンデルワールス材料の全体像、測定技術とデバイスの実験面の現状について述べ、今後期待される磁性ファンデルワールス材料研究の方向性について論じる。

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