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遺伝学:マウスの20種類の器官について単一細胞トランスクリプトミクスから作製したTabula Muris
Nature 562, 7727 doi: 10.1038/s41586-018-0590-4
今回我々は、モデル生物であるマウスの1種ハツカネズミ(Mus musculus)の20種類の器官と組織に由来する10万個以上の細胞について、単一細胞トランスクリプトームのデータの概要を示す。これらのデータは、細胞生物学の新しい情報源になり、特徴がほとんど分かっていなかった細胞集団の遺伝子発現を明らかにし、また、解剖学的に異なる部位のTリンパ球や内皮細胞などの、組織間で共通した細胞タイプにおける遺伝子発現の直接的な対照比較を可能にする。我々は、ほとんどの器官に対して、異なる2つの技術的手法を用いた。1つは、マイクロ流体液滴を基盤とする3′末端計数で、比較的低いカバー率で数千個の細胞を調べることができた。もう1つは、蛍光標示式細胞分取(FACS)法を基盤とした完全長転写産物解析で、細胞タイプを高感度かつ高カバー率で特徴付けできた。この累積データは、トランスクリプトームについての細胞生物学的アトラスの基礎になる。

