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がん遺伝学:混合表現型急性白血病の遺伝学的基盤と起源となる細胞

Nature 562, 7727 doi: 10.1038/s41586-018-0436-0

混合表現型急性白血病(MPAL)は、骨髄性とリンパ性の特徴を併せ持つ白血病の高危険サブタイプで、遺伝学的な特徴付けがあまり進んでおらず、適切な治療法についてのコンセンサスも得られていない。今回我々は、MPALの主要な2つのサブタイプであるT/M(T/myeloid)とB/M(B/myeloid)が遺伝学的に異なることを示す。B/M MPALではZNF384の再構成が一般的である。T/M MPALではWT1の2対立遺伝子の変異が一般的に見られ、これは初期前駆T細胞性急性リンパ芽球性白血病のゲノム特性と共通している。我々は、MPALに特徴的な腫瘍内の免疫表現型的不均一性は体細胞性の遺伝的変化には依存しておらず、最初の病変は初期造血前駆細胞で生じ、また、個々の表現型亜集団はin vivoの免疫表現型多様性を再構成し得ることを明らかにする。これらの知見は、異なるゲノム変異の集積ではなく、起源となる細胞や最初の病変が、腫瘍細胞を入り乱れた細胞系譜につなげることを示している。さらに、これらの知見は、MPALを未熟白血病のスペクトラム内に位置付け、MPALの治療法候補について将来行われるであろう臨床試験に対して、遺伝学的情報に基づいた枠組みを提供する。

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