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考古学:南アフリカ・ブロンボス洞窟の7万3000年前の地層から発見された抽象画

Nature 562, 7725 doi: 10.1038/s41586-018-0514-3

描画によって制作された抽象表現や描写表現は、4万年前以降のヨーロッパ、アフリカ、東南アジアに発見例があり、現代的な認知および行動の存在を示す重要な指標である。本論文では、南アフリカ・ブロンボス洞窟の約7万3000年前の中期石器時代の地層から発掘された、表面が磨かれたシルクリート剥片に黄土のクレヨンで描かれた斜交平行模様について報告する。この模様の顕微鏡分析および化学分析からは、この剥片には黄土クレヨンによって赤色黄土顔料が意図的に塗布されたことが確認された。この石片はスティルベイの技術複合体の石器と関連付けられている地層に由来し、この地層からはこれまでに貝殻ビーズ、黄土片に彫られた斜交並行模様、さまざまな革新的技術を示す証拠が出土している。今回の注目すべき発見は、既知の最古の抽象画および具象画より少なくとも3万年古い。この描画は、アフリカ南部の初期のホモ・サピエンス(Homo sapiens)には、異なる技術を用いて多様な素材に図形を描く能力が備わっていたことを明示している。

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