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構造生物学:Gsタンパク質と複合体を形成した活性型ヒトCGRP受容体のクライオ電子顕微鏡構造
Nature 561, 7724 doi: 10.1038/s41586-018-0535-y
カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)は広範囲に発現している神経ペプチドで、感覚神経伝達に重要な役割を果たしている。CGRP受容体は、クラスBのGタンパク質共役受容体であるCLR(calcitonin receptor-like receptor)と、1型膜貫通ドメインタンパク質であるRAMP1(receptor activity-modifying protein 1)からなるヘテロ二量体である。今回我々は、CGRPおよびGsタンパク質ヘテロ三量体と複合体を形成したヒトCGRP受容体の、ボルタ位相板クライオ(極低温)電子顕微鏡法を用いて全体分解能3.3 Åで決定された構造を報告する。RAMP1タンパク質の膜貫通ドメインは、CLRの膜貫通ドメイン3、4および5間の界面に存在し、CLRの細胞外ループ2を安定化している。RAMP1のCGRPとの直接的な接触は限定的であって、CLRのアロステリック調節を行うというその機能と一致している。分子動力学シミュレーションは、RAMP1が受容体複合体を安定化していて、とりわけCLRの細胞外ドメインの位置取りの安定化に関わっていることを示している。この研究は、Gタンパク質共役受容体の機能制御に関する知見を与えるものである。

