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構造生物学:抑制性Gタンパク質と結合したヒトロドプシンのクライオ電子顕微鏡構造

Nature 558, 7711 doi: 10.1038/s41586-018-0215-y

Gタンパク質共役受容体は、哺乳類の膜貫通受容体の最大のファミリーを構成している。このファミリーに属する受容体は、ヘテロ三量体Gタンパク質であるGs(刺激性)やGi(抑制性)、複数のアレスチンタンパク質など、下流にあるシグナル伝達因子と共役することにより、非常に多くの細胞経路を仲介している。Gタンパク質共役受容体が特定の種類のGタンパク質やアレスチンと選択的に共役する仕組みを決めている構造的な機構はまだ解明されていない。今回我々は、クライオ(極低温)電子顕微鏡を用いて、活性型ロドプシンとGiとの相互作用の多くがGi αサブユニットのC末端ヘリックスを介しており、このヘリックスは膜貫通ヘリックスバンドルの細胞質側のくぼみに押し込まれてロドプシンのヘリックス8のアミノ末端と直接接触していることを明らかにする。Giやアレスチンと結合した不活性型ロドプシンの構造を、不活性型β2アドレナリン受容体の構造やGsと結合したβ2アドレナリン受容体の構造と比較することにより、活性化Gタンパク質共役受容体によるGs、Gi、アレスチンの認識に関係する独特な構造的特徴を解明する基盤が得られた。

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