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分子生物学:ANKRD16は編集に欠陥のあるtRNAシンテターゼによるニューロン消失を防ぐ
Nature 557, 7706 doi: 10.1038/s41586-018-0137-8
アミノアシルtRNAシンテターゼの編集ドメインは、tRNAの誤った荷電を修正し、翻訳の忠実性を保つ。Aarssti変異体マウスにおけるアラニルtRNAシンテターゼ(AlaRS)の編集ドメインの変異は、セリンによって誤って荷電したtRNAAlaの産生の増加と、小脳のプルキンエ細胞の変性を引き起こす。今回我々はポジショナルクローニングにより、Aarssti変異に対して上位性に働き、神経変性を軽減する遺伝子Ankrd16を特定した。ANKRD16は脊椎動物に特有のタンパク質で、アンキリンリピートを持ち、AlaRSの触媒ドメインに直接結合する。AlaRSにより誤って活性化されたセリンは、ANKRD16のリシン側鎖により捕獲され、アデニル化セリンのtRNAAlaへの荷電を阻害して、セリンが誤って新生ペプチドへ組み込まれないようにする。Aarssti/stiマウスの脳でAnkrd16を欠失させると、広範囲のタンパク質凝集とニューロン消失が起こる。これらの結果は、tRNAシンテターゼ編集のアミノ酸を受容する共調節因子が、編集の異常により生じる重篤な病変を防ぐために必須な機構の新たな階層であることを明らかにしている。

