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地球科学:25億年前における地表陸塊の急速な出現と現代の水文循環の開始

Nature 557, 7706 doi: 10.1038/s41586-018-0131-1

大陸地殻の成長の歴史はまだ明らかになっておらず、漸進的、減速的あるいは段階的な過程が関わる、異なる複数のモデルが提案されている。さらに不確かなのは、海面より上にある陸塊(地表陸塊)の大半の出現時期と長期的傾向であり、出現時期の推定年代には約30億~10億年前と大きな幅がある。出現した地殻の領域は、全球の気候フィードバックと海洋への栄養分の供給に影響を及ぼすため、地球の地殻発達と地表の環境条件とが結び付けられる。本論文では、全ての大陸から得られた37億年間にわたる頁岩の三酸素同位体組成の値を用いて、大陸の出現に関して経時的な制約を課す。測定結果から、始生代と原生代の境界をまたいで、頁岩の三酸素同位体の平均値が段階的に全体で0.08 ‰減少したことが示された。今回のデータは、始生代における沿岸付近の水–岩石相互作用から原生代における主に大陸での水–岩石相互作用への相互作用の性質の変化と、それに伴う平均地表気温の低下によって最もよく説明されると考える。我々は、この変化が約25億年前に、標高と地表の範囲が現代に近い大陸地殻の急速な出現に起因する、現代の水文循環の開始と同時に生じた可能性があると提案する。

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