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細胞生物学:進化的に保存されたリボソーム救済経路が表皮の恒常性を維持する
Nature 556, 7701 doi: 10.1038/s41586-018-0032-3
リボソームと関連したmRNA品質管理機構が、タンパク質翻訳の忠実度を保証している。これらの機構は酵母において詳細に研究されているが、その哺乳類組織における役割については、幹細胞の運命が翻訳機構によって制御されるという証拠が得られている以外は、ほとんど明らかになっていない。この品質管理装置の進化的に保存された構成要素の1つであるDom34[高等真核生物ではPelota(Pelo)として知られる]は、停止したリボソームを救済する。今回我々は、Peloが哺乳類の表皮恒常性に必要であることを示す。Peloを、Lrig1を発現するマウス表皮幹細胞において条件的に欠失させると、これらの細胞の過剰増殖や異常分化が引き起こされた。対照的に、Peloを、Lgr5を発現する幹細胞で欠失させても全く影響はなく、Lgr6を発現する幹細胞で欠失させても軽度の表現型しか誘導しなかった。Peloの喪失は、特定の遺伝子の発現に対する影響というよりも、短いリボソームフットプリントの蓄積や翻訳の全体的な亢進を引き起こした。ラパマイシンによってmTOR(mechanistic target of rapamycin kinase)の活性を低下させ、翻訳を阻害すると、この表皮表現型が救済された。我々の研究から、リボソーム救済装置が哺乳類組織の恒常性に重要で、異なる幹細胞集団に特異的な影響を及ぼすことが明らかになった。

