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神経科学:保育行動の基盤にある機能的回路構造

Nature 556, 7701 doi: 10.1038/s41586-018-0027-0

哺乳類の仔の生存と安寧には、親による仔の世話が不可欠である。しかし、この保育行動の異なる複数の要素がどのようにして調整されているのかについては、神経回路レベルの理解は乏しい。今回我々は、マウスで、視床下部の内側視索前野でガラニンを発現するニューロン(MPOAGal)が、保育行動の運動、動機付け、ホルモンおよび社会的な側面をどのように調整しているかを調べた。これらのニューロンは、多くの脳領域からの入力を統合しており、それらの入力の活性化は当該個体の性と生殖状態によって決まる。MPOAGalニューロンの亜集団は、投射部位によって定義される別個のプールを形成している。MPOAGalニューロンは保育行動の全場面で活動するが、個々のプールは保育の特徴的な側面に適合している。MPOAGalの投射を光遺伝学的に操作すると、この特異性が模倣され、個々の保育行動の要素が影響される。こうした機能的構成は、脊髄ニューロンのプールによる運動順序の制御に似ており、ある社会的行動の個々の要素が、回路レベルでどのように生み出されるかについての新しいモデルが提示された。

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