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細胞生物学:核膜孔複合体の完全な構造と機能の高精度分析

Nature 555, 7697 doi: 10.1038/nature26003

核膜孔複合体は、細胞質と核質の間でのRNAとタンパク質の輸送で、門番という重要な役割を果たしている。しかし、サイズが大きく性質が動的であることが、この複合体の構造と機能の完全な解明を妨げてきた。今回我々は、出芽酵母(Saccharomyces cerevisiae)の552個のタンパク質からなる完全な核膜孔複合体について、構成要素の分子レベルの配置に関するさまざまなデータを満足させることにより、ナノメートル以下の精度で構造を決定した。核膜孔複合体には斜めになった丈夫な複数の円筒と、円筒に係留されているコネクターケーブルが含まれ、構造に強度と柔軟性をもたらしている。これらのケーブルはまた、核膜孔複合体の他の要素(膜と相互作用する領域、外側の環、RNAプロセシングを行う場所など)全てをまとめて束ね合わせている。内部に向いたアンカーが、輸送因子をつなぎ止めるPhe-Glyリピートの高密度な集まりを中央のチャネル中に作り出し、リピート集合体は別々の機能装置に組織化されている。統合されたこの構造によって、核膜孔複合体の構成、輸送機構や進化起源を合理的に説明できる。

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