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神経発生学:皮質の抑制性介在ニューロンの発生における多様化
Nature 555, 7697 doi: 10.1038/nature25999
皮質の介在ニューロンの多様なサブセットは、高次脳機能において不可欠な役割を担っている。本研究では、こうした多様性がどのように生み出されるかを調べるために、発生の時間経過に沿って集められたマウス細胞について単一細胞RNA塩基配列解読を行い、そのトランスクリプトームをプロファイリングした。基底核隆起において有糸分裂する前駆細胞内の不均一性は、高度に保存された成熟過程により促進され、後の多様性を生み出す元になる基底核隆起に特異的な転写因子の発現と同時に起こる。有糸分裂の終了に伴い、前駆細胞は分岐し、介在ニューロン前駆細胞状態をはじめとする転写的に異なる状態へ分化する。我々は発生中の各時点を網羅したデータセットを統合することで、成体の介在ニューロンとそれらの前駆細胞の間で見られるトランスクリプトームの不均一性の共通した源を突き止め、主要な介在ニューロンサブタイプが胚期に出現すること明らかにした。我々の解析から、さまざまな神経精神疾患や神経発達障害と関連付けられている転写因子Mef2cは、パルブアルブミン発現ニューロンの初期の前駆細胞のマーカーであり、それらの発生に必須であることが明らかになった。これらの知見は、初期の抑制性前駆細胞の分子的多様性を解明し、ヒト介在ニューロンサブタイプの指定に影響を及ぼし得る遺伝子モジュールを明らかにするものである。

