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分子生物学:Alu反復配列に豊富に存在する塩基配列がヒト細胞において長鎖RNAの核局在を引き起こす
Nature 555, 7694 doi: 10.1038/nature25757
長鎖ノンコーディングRNA(lncRNA)は多数の細胞経路の重要な部分であることが分かってきているが、lncRNAの作用様式や、その作用様式が塩基配列により決まる仕組みは解明されていない。lncRNAは核分画に豊富に存在する傾向がある一方で、ほとんどのmRNAは明らかに細胞質に存在するが、いくつかの研究から、さまざまな細胞タイプで、数百のmRNAが核内に保持されることが示されている。従って、核への局在を促進する機構の一部は、lncRNAとmRNAで共通であると想像される。今回我々は、lncRNAおよびmRNA内にある核局在を強制できるエレメントを明らかにするため、核RNAを網羅する短く断片化したライブラリーを、効率的に核外輸送されるmRNAの非翻訳領域にクローニングしてスクリーニングを行った。このスクリーニングから、Aluエレメントに由来し、HNRNPKと結合した短い配列が、核への蓄積を増加させることが明らかになった。Aluエレメントの外側のCが豊富なモチーフにHNRNPKが結合することも、lncRNAおよびmRNAの両方の核内蓄積に関連しており、この機構は種を超えて保存されていた。従って我々の結果から、RNAの蓄積や細胞内局在を調節するための経路が突き止められ、これがゲノムに組み込まれたAluエレメントとともに転写産物の運命の調節に利用されていることが明らかになった。

