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神経科学:脳血管系における細胞タイプと空間的分離の分子アトラス
Nature 554, 7693 doi: 10.1038/nature25739
脳血管疾患は先進国で3番目に多い死因であるが、脳血管系を構成する細胞についての理解は限られている。本研究では、血管の単一細胞トランスクリプトミクスを用いて、成体マウス脳の血管と血管関連細胞の主要なタイプに関する分子的定義を規定する。我々は、動静脈軸に沿った段階的な表現型の変化(空間的分離)を生み出す転写基盤を明らかにし、内皮細胞が継ぎ目のない連続体であるのに対して壁細胞は断続的な連続体である、という予期しなかった細胞タイプの違いを見いだした。また、我々は周皮細胞の器官特異性に関する知見を示し、毛細血管を除く全ての血管タイプの周囲に存在する繊維芽細胞様の細胞の集団を規定する。我々の研究は、組織のより高次の構成原理を読み解く上で、単一細胞トランスクリプトミクスが持つ有用性を明らかにするとともに、哺乳類血管系に関する分子百科事典の第一章となるだろう。

