Review
微生物学:細菌のクオラムセンシング研究の進展と展望
Nature 551, 7680 doi: 10.1038/nature24624
本総説では、比較的新しく、急速に発展している細菌のクオラムセンシング(QS)の研究分野を、どのように構築できるかに焦点を合わせる。現在、細菌がさまざまなQSシグナルを用いて互いにコミュニケーションを取り、活動を協調させる仕組みについての詳しい知見が得られている。近年、QSの遺伝学、ゲノミクス、生化学、シグナル多様性についての我々の理解は飛躍的に進展し、QSと細菌の社会性との関係が分かり始めている。我々はこの基盤の上に立って新しい時代の始まりを迎えており、今後は重篤な感染症を治療するための新しい薬剤を目指した研究や、細菌を用いた社会性の生物学的性質の理解が可能になるだろう。

