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生化学:BRCA1–BARD1はRAD51が仲介する相同DNA対合を促進する

Nature 550, 7676 doi: 10.1038/nature24060

腫瘍抑制因子複合体のBRCA1–BARD1は、DNA二本鎖切断の相同組換え修復において機能する。この過程でBRCA1–BARD1は、DNA末端の核酸分解による除去を促進して一本鎖鋳型を作り出し、別の腫瘍抑制因子複合体BRCA2–PALB2やリコンビナーゼRAD51を誘導する。今回我々は、精製した野生型と変異型のBRCA1–BARD1を調べることで、BRCA1とBARD1の両方がDNAに結合してRAD51と相互作用し、BRCA1–BARD1はRAD51のリコンビナーゼ活性を増強することを示す。機構としては、BRCA1–BARD1は、RAD51が仲介するDNA対合形成の不可欠な中間体であるシナプシス複合体の組み立てを促進する。我々はBRCA1およびBARD1がRAD51を刺激するのに必須である証拠を示す。RAD51との相互作用が減弱した変異型BRCA1–BARD1は、DNA対合形成の低下、細胞での相同組換えおよびDNA修復の仲介の減少を示した。我々の結果は、BRCA1–BARD1の相同組換え後期における役割を明らかにしており、この腫瘍抑制因子複合体の特性は、がん治療で標的にできる可能性がある。

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