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細胞周期:単一細胞レベルの分解能で見る、染色体構造の細胞周期に応じた動的変化
Nature 547, 7661 doi: 10.1038/nature23001
増殖中の後生動物細胞の染色体は、細胞周期のたびに構造を著しく変形させ、染色体分離を促進する高度に凝縮した有糸分裂期の構造と、転写や遺伝子のサイレンシング、DNA複製に適した脱凝縮した間期の構造を、交互に繰り返す。今回我々は、単一細胞Hi-C(high-resolution chromosome conformation capture)法解析を行って、何千もの個々の細胞の染色体のコンホメーションを調べ、個々の細胞の細胞周期にわたる詳しい位置付けを示す連続的なシス相互作用プロファイルを発見した。染色体区画、トポロジカル関連ドメイン(TAD)、接点の遮蔽、長距離ループ(以上は全てバルクHi-Cマップで明確になった)は、それぞれ別個の細胞周期動態に支配されていることが分かった。特に、DNA複製は、区画の構築、TADの遮蔽の減少に関連しているが、ループはG1期からS期とG2期にかけて一般に安定である。全ゲノムの三次元構造モデルから、異なったエピゲノム特性を持つ染色体区画が放射状の配置をとることが判明した。従って、これらの単一細胞データによって、染色体コンホメーションマップの解釈を、細胞周期という観点から見直すことができる。

