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気候科学:衛星による雲の記録における気候変動を示す証拠

Nature 536, 7614 doi: 10.1038/nature18273

雲は、太陽放射を宇宙に反射し、熱放射の宇宙への放出を制限することによって、地球のエネルギー収支に大きな影響を与えている。最近数十年間に生じた雲の変化や、地球温暖化に応答して今後起こるであろう雲の変化に関して、気候モデルと観測データセットが一致していないため、雲は、気候変動を我々が理解するに当たっておそらく最も大きな不確実性である。これは、もともとは気象観測のために設計された観測システムには、補正してアーティファクトを取り除かないかぎり、数十年にわたって高い信頼性で雲の変化を検出するだけの十分な安定性がないからである。今回我々は、経験的に補正したいくつかの独立した衛星記録が、近過去の外部放射強制力を与えた気候のモデルシミュレーションで得られたパターンとよく似た、1980年代から2000年代の雲の変化の大規模パターンを示していることを明らかにする。雲の変化の観測されたパターンと、シミュレートされたパターンは、中緯度域におけるストームトラックの極方向への移動、亜熱帯乾燥地帯の拡大、全緯度域における最高雲頂高度の上昇と一致している。こうした雲の変化の主要な駆動力は、温室効果ガス濃度の上昇と、火山性の放射強制力による寒冷化からの回復であるように思われる。こうした結果は、全球気候モデルによって最も一貫して予測された雲の変化が、自然界で現在生じていることを示している。

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