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エピジェネティクス:MLLファミリーに属するメチルトランスフェラーゼでの活性調節の構造基盤

Nature 530, 7591 doi: 10.1038/nature16952

タンパク質のMLL(mixed lineage leukaemia)ファミリーにはMLL1–MLL4、SET1AおよびSET1Bなどが含まれていて、これらはヒストン3のリシン4を特異的にメチル化し、造血や発生に関わる遺伝子の転写調節に極めて重要な役割を担っている。MLL1のメチルトランスフェラーゼ活性は、単独では非常に低く、保存された因子であるWDR5、RBBP5およびASH2Lの3つによって活性化され、これらの因子はMLLファミリーに含まれる複合体全てに共通である。しかし、これらの因子がMLLタンパク質の活性を調節する分子機構についてはよく分かっていない。本研究では、最小化したヒトRBBP5–ASH2Lヘテロ二量体が、MLLファミリーに属する全てのヒストンメチルトランスフェラーゼと相互作用し、活性化する構造単位であることを示す。構造的、生化学的および計算論的解析から、MLLファミリーのタンパク質の2段階活性化機構が明らかになった。以上の結果は、MLLファミリーに属するメチルトランスフェラーゼの複合体形成と活性調節に共通する主要な特徴と機能的可塑性についての新たな知見をもたらすもので、またほとんどのヒストンメチルトランスフェラーゼに当てはまる普遍的な調節機構を示唆している。

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