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神経科学:マウス網膜神経節細胞の機能的多様性

Nature 529, 7586 doi: 10.1038/nature16468

脊椎動物の視覚系では、網膜の全ての出力が網膜神経節細胞により伝えられる。各出力タイプは異なる視覚特性を符号化し、並列式に脳に伝達する。そのような「出力チャネル」が何種類存在し、それぞれが何を符号化するのかは、活発に議論されている領域である。マウスでは、解剖学的推定からチャネルの種類は15~20の範囲とされ、機能的に解明されているのはそのうちのごくわずかである。今回我々は、高密度の網膜記録を得るための2光子カルシウム画像化法と、1万1000以上の細胞から得られたサンプルの教師なしクラスタリングを組み合わせることで、マウスの網膜が有する機能的出力チャネルの種類は30よりもかなり多いことを示す。遺伝的および解剖学的判断基準により検証すると、これらには全ての既知の神経節細胞タイプだけでなく、いくつかの新たな神経節細胞タイプが含まれていた。従って、マウスの眼から脳への情報チャネルは解剖学的研究によりこれまで示されていたよりもかなり多様であり、最先端の人工視覚系で用いられているものに類似した符号化戦略が示唆される。

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