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集団遺伝学:230人の古代ユーラシア人に見られるゲノム規模の選択パターン

Nature 528, 7583 doi: 10.1038/nature16152

古代DNAは、適応事象の前後や最中の集団に由来する標本を分析することで、自然選択の直接的な観察を可能にする。今回我々は、これまでに組み立てられた中で最大の古代DNAデータセットを利用して行った、選択に関するゲノム規模のスキャンについて報告する。利用したデータセットは、紀元前6500~300年の西ユーラシア人230人のものであり、そのうち163人のデータは今回新たに報告された。これらの新しい標本には、我々が知るかぎりで最初の、アナトリアの新石器時代農耕民に由来するゲノム規模の古代DNAが含まれている。それらの遺伝物質は錐体骨から抽出して得られたもので、解析によって、アナトリアの新石器時代農耕民は後にヨーロッパで最初の農耕民となる集団に属していたことが分かった。また、紀元前5600~300年のサマーラ(ロシア)にあるステップ地域の時間的分布状況も明らかにし、これによって、このステップ地域への人々の合流が少なくとも2つの地域外集団によってもたらされたことが確認できた。食餌や体色、免疫と関連する座位に選択が働いたことが明らかになり、また、身長に対する選択が2回独立して起こったことが分かった。

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