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心理学:7つの社会集団における公平性の個体発生

Nature 528, 7581 doi: 10.1038/nature15703

公平性の感覚は、ヒトの協同行動を支える重要な役割を果たしている。成人が規範とする公平な資源共有の在り方は社会によって大きく異なることから、小児期における公平な行動の獲得に文化が大きく影響していることが示唆される。今回我々は、7つの多様な社会集団の4~15歳の小児(2人ずつ組にしてn = 866組)を対象に、資源分配の意思決定に関する標準化された課題を行い、小児期に公平な行動がどのように発達するかを調べた。公平性に関連する意思決定の2つの重要な側面、すなわち不利な不公平(相手が自分よりも多くもらう)の回避と、有利な不公平(自分が相手よりも多くもらう)の回避について評価を行った。その結果、不利な不公平の回避は、全ての集団で小児期中期までに出現することが分かった。これに対して、有利な不公平の回避は集団によって違いが大きく、3つの集団でのみ出現し、その時期は不利な不公平の回避の場合よりも発達段階的に遅かった。本論文では、これらの知見を、ヒトに見られる公平性の普遍性や文化的特異性についての疑問と絡めて考察する。

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