Perspective

生物地球化学:議論を呼ぶ土壌有機物の本質

Nature 528, 7580 doi: 10.1038/nature16069

土壌有機物、土壌環境、水界および大気の間の栄養素やエネルギー、炭素の交換は、農業生産、水質および気候に重要である。長年受け入れられてきた理論では、土壌有機物は本質的に安定していて化学的に独特な化合物で構成されていることが示唆されている。今回我々は、入手可能な証拠からは、分子サイズが大きく難分解性の「腐植質」の土壌中での形成が裏付けられないことを示す。土壌有機物はむしろ、徐々に分解していく有機化合物の連続体である。我々は、土壌有機物の本質に関するこうした捉え方が、水界の健全性、土壌炭素と気候の相互作用、および土地管理に対して持つ意味を考察する。

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