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宇宙物理学:天の川銀河のバルジにおける宇宙の夜明けからの極端な金属欠乏星

Nature 527, 7579 doi: 10.1038/nature15747

第一世代星は、ビッグバンの2億年後以内に形成され、宇宙の夜明けが始まったと予測されている。真に最初の星はまだ発見されていないものの、ヘリウムより重い元素(「金属」)の量が極めて少ない星が、天の川銀河の外側領域(「ハロー」)で発見されている。しかし、最初の星とその直接的な後継天体は、時間とともに重力によって成長する密度超過が最も大きい領域で形成されたため、現在は銀河の中心領域(「バルジ」)で優先的に発見されるはずである。天の川銀河のバルジは、最初の10億~20億年の間に急速な化学濃縮を経たため、初期の金属欠乏星は極めて少なくなった。本論文では、天の川銀河のバルジ内にある極端な金属欠乏星の観測について報告する。そのうちの1つは、顕著な炭素の濃縮がなく、鉄の存在量が太陽の約1万分の1の星である。我々は、バルジにある金属欠乏星の大半が、バルジを通過するハロー星ではなく、赤方偏移が15よりも大きな時期に形成された星に対して予測されたように、銀河系中心の近くを回る軌道上にあることを確認した。こうした金属欠乏星の化学組成は、金属量が同程度の典型的なハロー星におおむね類似しているが、低い炭素存在量を含め、興味深い違いは存在している。

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