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細胞生物学:APC/Cの原子構造とそのタンパク質ユビキチン化機構

Nature 522, 7557 doi: 10.1038/nature14471

後期促進複合体(APC/C)は多量体RING E3ユビキチンリガーゼで、染色体の分離と有糸分裂の終了を制御している。コアクチベーターサブユニット群、リン酸化、有糸分裂チェックポイント複合体や間期Emi1(early mitotic inhibitor 1)によるAPC/Cの調節により、細胞周期の各段階間の移行の正しい順序とタイミングが確保されている。今回我々は、低温電子顕微鏡法を用いて、Emi1またはUbcH10–ユビキチン重合体と結合した状態のAPC/C–コアクチベーター複合体の原子構造を決定した。これらの構造から、全てのAPC/Cサブユニットの構成や触媒モジュールの位置が明らかになり、Emi1がUbcH10とUbe2Sという2つのE2酵素の阻害を成立させる仕組みが説明される。Cdh1とAPC/Cとの相互作用が解明されたことで、これらがCdh1のリン酸化と拮抗する仕組みが示された。UbcH10–ユビキチンと結合したAPC/Cの構造から、ユビキチン化反応の開始に関する知見が明らかになった。我々の結果は、in vivoでのAPC/C機能を調べる将来の実験の設計に関する定量的な枠組みを与えるものである。

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