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古生物学:チリで見つかった後期ジュラ紀の謎めいた植食性獣脚類の化石

Nature 522, 7556 doi: 10.1038/nature14307

中生代の陸上生態系の多くでは、獣脚類恐竜が優占的な捕食者であった。現在の解釈では、獣脚類の初期進化は肉食性で走行性のさまざまなタクソンの多様化であって、植食性の獲得は、そうした多様化のかなり後に、より進化したコエルロサウルス類獣脚類の間で走行性適応の二次的喪失と共に起こったとされている。この考え方に対し、今回チリの上部ジュラ系で見つかった新しい風変わりな植食性の原始的テタヌラ類の化石が、疑問を投げ掛けている。この新種の恐竜は、チリ南部(ヘネラルカレラ湖)の上部ジュラ系トキ(Toqui)累層の化石産地であるアイセンで発見された。この場所では、保存状態が極めて良好な小型主竜類の立体的な骨格が大量に見つかっている。個体発生段階が異なり関節のつながった複数のチレサウルス属(Chilesaurus)個体に加えて、少数の原始的なワニ形類や、竜脚類恐竜(ディプロドクス類およびティタノサウルス類)の断片的化石も採集されている。

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