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構造生物学:ポリ(A)RNAに結合したRrp6–RNAエキソソーム複合体の構造

Nature 511, 7510 doi: 10.1038/nature13406

真核生物のRNAエキソソームは、Rrp6(離散的分解を行う)あるいはRrp44(前進性分解を行う)の3′ → 5′エキソリボヌクレアーゼ活性部位へと基質を誘導することにより、RNAのプロセシングと分解を行う。9個のサブユニットからなる非触媒性のエキソソームコア(Exo9)の特徴は、中央部の目立つチャネルである。RNAはこのチャネルを通ればRrp44と結合できるが、RNAがRrp6へと誘導される仕組み、またRrp6が中央のチャネルを使うのかどうかは分かっていない。今回我々は、出芽酵母(Saccharomyces cerevisiae)由来の、10個のサブユニット(Exo9コアとRrp6)からなるRNAエキソソーム複合体が一本鎖ポリ(A)RNAに結合した状態の分解能3.3 Åでの結晶構造を報告する。Rrp6の触媒ドメインは中央のチャネルの上部にあるExo9 S1/KH環の上に載っており、RNAの3′末端はRrp6の活性部位に係留されていて、RNAの残りの部分はS1/KH環を通っているが、Rrp44を含むエキソソーム複合体の構造で観察されたのとは方向が逆である。ヒトと酵母のRNAエキソソーム複合体の溶液について行われた研究では、Rrp6へのRNAの通路は保存されていて、S1/KH環が完全な状態にあることが必要であると考えられている。in vitroでは、Rrp6へ向かうか、Rrp44へ向かうかという経路選択は確率論的だが、in vivoでは、RNAの運命は補因子がRNAをRNAエキソソームに提示するやり方によって決まるのかもしれない。

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