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宇宙:遠方にある超大質量ブラックホール三重星系における近接対をなす連星

Nature 511, 7507 doi: 10.1038/nature13454

銀河は、合体を通して進化すると考えられており、多重星系となる超大質量ブラックホールを持つ銀河が生じるはずである。既知の三重ブラックホール系は4つあり、その中の最近接したブラックホール対は2.4キロパーセク離れていて、系の三番目のブラックホールは3キロパーセクの位置にあり、こうした距離は影響の及ぶ重力圏(太陽の10億倍の質量を持つブラックホールで約100パーセク)から遠く離れている。コンパクトなブラックホール系に対するこれまでの探査では、そうした系はまれであると結論されており、最も緊密な連星系は7パーセク離れていた。本論文では、赤方偏移z = 0.39の所に位置し、最近接した対が約140パーセク離れているブラックホール三重星系の観測について報告する。これは、軌道間隔が同程度の既知のいかなる連星系よりも地球から遠方にある。緊密な対の影響は、大規模な電波ジェットの構造に、回転対称ならせん状の変調を引き起こすことであり、これにより、極端に分解能の高い観測を必要とせずに、他にもある緊密な対を探査する有効な方法が得られる。わずか6つの銀河を探査しただけでこの緊密な対が発見されたように、緊密な対はこれまで考えられていたよりも一般的であり、低周波数の重力波実験に対して観測上の重要な制約を与えると結論される。

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