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気候:21世紀のエルニーニョと関連する降水変動の確かな予測
Nature 502, 7472 doi: 10.1038/nature12580
エルニーニョと南方振動(ENSO)は、世界の多くの地域において、降水、極端な気象、農業生産性、生態系、疾病に関わる大きな変動を引き起こす。地球の気候システムにおけるさらなる人為的な変化が不可避であると考えれば、ENSOの性質とその影響が次世紀の間に変化する可能性がある。この問題は過去20年間、何度も研究されてきたが、ENSOが引き続き年々変動の主要な要因となるだろうという予想を除いて、ENSOの将来変化について合意はほとんど得られていない。本論文では、ENSOに起因する表面温度と降水両方の年々変動の空間分布には、実際に確固とした変化が予測されることを示す。これらの変化は、二酸化炭素などの放射活性気体に関する4つのシナリオを用いた、最新世代の2つの気候モデルから明らかである。21世紀中盤から後半までの予測には、エルニーニョによって駆動される太平洋西部における乾燥化と熱帯太平洋中部と東部における降水量の増加の両方の強化が含まれる。大気大循環モデルを用いた実験によって、エルニーニョ年における降水量偏差の予測される確固とした変化は、主に、全球表面の温暖化に対する非線形応答によって決定されることが明らかになった。ENSOに起因する表面温度の変動の振幅の予測される不確かな変化には、副次的な役割しかなかった。従って、ENSOの重要な性質の予測される変化は、過去に得られていたものよりもはるかに明瞭である。

