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構造生物学:クラスBのGPCRである1型副腎皮質刺激ホルモン放出因子受容体の構造
Nature 499, 7459 doi: 10.1038/nature12357
クラスBのGタンパク質共役受容体(GPCR)は、ペプチドホルモンに応答する細胞表面タンパク質である。その構造解析は、これまでアミノ末端の細胞外ドメインに限られていたため、膜貫通シグナル伝達ドメインについてはほとんど分かっていない。1型副腎皮質刺激ホルモン放出因子受容体は、ストレスへの応答を媒介するクラスBの受容体であり、うつや不安に対する薬物の標的と考えられてきた。今回我々は、小分子アンタゴニストCP-376395と複合体を形成したヒト1型副腎皮質刺激ホルモン放出因子受容体の膜貫通ドメインの結晶構造を報告する。この構造から、クラスB受容体の構造についての詳細な知見が得られる。また、受容体と受容体の奥深くに結合した非ペプチドリガンドとの相互作用を原子レベルで詳細に説明した。この構造は、全てのクラスBのGPCRのモデルとなり、脳疾患や代謝疾患に対する新たな小分子薬剤の設計に役立つ可能性がある。

