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生理:タンパク質毒性ストレス条件下ではRPN-6が線虫の寿命を決める

Nature 489, 7415 doi: 10.1038/nature11315

生物個体は生殖細胞系列が損傷を受けないように保護しているが、それにはかなりのコストがかかることが多い。したがって、限られた代謝資源が体細胞の維持に振り分けられず、そのため、老化した体細胞組織は、損傷を受けていたりほとんど機能しなかったりするタンパク質が存在する環境下で何とかして生存しなくてはならない。生殖機能への資源分配を制限したこれまでの実験例では、寿命の延長が見られている。そこで我々は、生殖系列を欠失した動物では、体細胞組織でのタンパク質毒性ストレス源に対する保護作用が高まるのではないかと考えた。線虫(Caenorhabditis elegans)では、生殖系列から体細胞へ資源を強制的に再分配すると、体細胞のプロテアソーム活性が高まり、損傷を受けたタンパク質の除去や寿命延長が誘導されることがわかった。この活性は、19Sプロテアソームのサブユニットrpn-6のFOXO転写因子DAF-16による発現上昇と関連している。rpn-6の異所的発現は、タンパク質毒性ストレスへの耐性付与や寿命延長を引き起こすのに十分だった。このことは、rpn-6が老化に関連したタンパク質恒常性異常で見られる欠損を正常化できる可能性を示している。

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