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宇宙:太陽系末端部の遷移領域での子午線方向に流れるプラズマ流は存在しない

Nature 489, 7414 doi: 10.1038/nature11441

ボイジャー1号は2年間にわたって、太陽から113.5天文単位(1天文単位は1.5×108 km)の距離で2010年4月以降、動径方向のプラズマ流の緩やかな減速を観測した。その後、ボイジャー 1号は、太陽風の自由膨張を止める衝撃波面を越えておよそ20天文単位の所にあり、ヘリオシース(太陽圏末端部)と呼ばれる、加熱された非熱的プラズマ領域に浸入している。現代のシミュレーションによる予測では、太陽圏末端部のプラズマは、動径方向の流れから(太陽圏座標系において)子午線方向の流れへと変えられる可能性があり、この流れは、ボイジャー1号の位置で、主にヘリオポーズ(太陽圏界面)と呼ばれる(局所的に球状の)表面に沿っている可能性がある。この表面は、太陽を起源とする太陽圏末端部のプラズマを、局所的な銀河を起源とする星間プラズマから分離していると考えられている。2011年にボイジャー計画では、時おり一時的(2か月ごとに合計約10〜25時間)に探査機の姿勢変更を開始し、搭載された低エネルギー荷電粒子観測装置を再調整して、この装置を用いて子午線方向の流れを観測できるようにした。本論文では、予測に反してこれらの観測からは、子午線方向の流れは、+3±11 km s−1、つまり統計的な不確かさの範囲でゼロとして矛盾のない結果が得られたことを報告する。

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