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微生物学:幼若マウスへの抗生物質投与は結腸マイクロバイオームおよび脂肪量を変化させる

Nature 488, 7413 doi: 10.1038/nature11400

1950年代以降、農産業では低用量の抗生物質が成長促進物質として広く使用されてきたが、その作用機序は明らかにされていない。種類が異なり活性もさまざまな抗菌剤が、いくつかの脊椎動物の種を越えて有効であることから、こうした治療量以下の用量の投与は、腸内マイクロバイオームの個体群構造ならびに代謝能を変化させると我々は考えた。そこで我々は、幼若マウスに治療量以下の抗生物質を投与して脂肪過多モデルを作製し、腸内マイクロバイオームの構成および能力の変化を評価した。治療量以下の抗生物質投与は、幼若マウスの脂肪量を増加させ、また、代謝に関連するホルモンの量を増加させた。さらに、マイクロバイオームにおける系統分類群のかなりの変化、炭水化物から短鎖脂肪酸への代謝に重要な遺伝子のコピーの変化、結腸の短鎖脂肪酸量の増加ならびに肝臓での脂質およびコレステロールの代謝調節における変化が観察された。本モデルを用いて我々は、抗生物質の投与によって幼若マウスの代謝恒常性が変化することを実証する。

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