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医学:腸内微生物相の構成は高齢者では食餌と健康状態に相関している

Nature 488, 7410 doi: 10.1038/nature11319

腸内微生物相の構成の変化は、肥満や炎症性疾患などのいくつかの慢性疾患に関連している。高齢者の微生物相は、若齢成人よりも個人間の変動が大きい。本論文では、178人の高齢被験者の糞便中微生物相の構成が、居住場所(地域在住、デイホスピタルに通所中、復帰のための短期間の入院治療中、あるいは長期間の収容介護中)に関連してグループ分けされることを示す。しかし、食餌によるクラスター分析を行うと、被験者は居住場所や微生物相によった場合と同じようにグループ分けされた。微生物相構成の区分は、虚弱、共存症、栄養状態および炎症マーカーの判定結果や、糞便水分中の代謝産物と有意に相関していた。個人の微生物相については、長期間収容介護の場合は、地域在住者よりも多様性が有意に低かった。地域社会に関連して見られる微生物相の消失は、虚弱の進行と相関していた。まとめると、今回のデータは、食餌、微生物相および健康状態の間の関係を裏付けており、また、食餌による微生物相の変化が老化に伴う健康の衰えの速度変動に果たす役割を示している。

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