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物理:パリティ・時間合成フォトニック格子
Nature 488, 7410 doi: 10.1038/nature11298
新しい人工構造体や材料の開発は、光学における最近の主要な研究課題の1つである。これまでの研究のほとんどでは、このような構造体の設計は、それらの屈折率の性質を巧妙に操作して行われてきた。最近、標準的な構成では今のところ達成不可能な光学的挙動を実現する新しい方法として、利得と損失を同時に利用する可能性が示唆されている。こうした探究を容易にするのが、最近開発された光学系における「パリティ・時間対称性」の概念で、これによって利得と損失の間の制御した相互作用が可能となる。本論文では、パリティ・時間対称性を持つ大規模な時間格子における光輸送を実験により観測した結果を報告する。また、この対称性に関する周期構造体はそれらの例外点付近で作動させたとき、一方向には完全に透明な媒質となりうることを実証した。我々の実験結果は、パリティ・時間対称性の概念を新世代の多機能な光学素子やネットワークへ応用する一歩となる。

