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生態:ネットワークの持続性への寄与が大きい者は絶滅のリスクが最も高い

Nature 478, 7368 doi: 10.1038/nature10433

相利共生ネットワークの構造は、個々の関与者の共存を促進するが、これは促進に応じて相対的に競争を最小化することによる。しかし、それぞれの関与者ノードが受けるこの利益が、ネットワークの持続性に対する各ノードの総体的寄与に比例しているのかどうかは、いまだ明らかにされていない。この問題は、1つのネットワーク内で個々のノードが直面するトレードオフを理解するのにきわめて重要である。我々は、構造的手法および動態的手法の組み合わせを、一連の顕花植物/昆虫授粉者ネットワークに適用することで、この問題に取り組んだ。本論文では、その結果得られた主な2つの結論を報告する。第一に、ネットワークの全体的な入れ子構造に対するノードの寄与は一様ではない。シミュレーションによって、寄与の大きい者を除去すると、寄与の小さい者を除去した場合と比較して、ネットワーク全体の持続性が低下する傾向が確認された。第二に、集団の持続性に対する寄与の大きい者は、個体レベルで生存の利益を得ることはなく、実際には絶滅のリスクが最も高いノードである。我々は、これらの結果がほかの協力ネットワークでも一般性を持つかどうかを調べるため、ニューヨーク市の衣類産業でデザイン業者と請負業者との15年にわたる相互作用の時系列を分析した。生態学的ネットワークと同様に、1つの業者の存続確率は、入れ子構造への個別的な寄与が大きいほど低かった。したがって今回の結果は、協力ネットワークの持続性の研究に新たなパラドックスをもたらし、また、生態系の侵入種や経済システムにおける新規競争者の影響に関する問題の検討にもなる可能性がある。

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