Letter

宇宙:一般相対性理論によって予測された、銀河団内の銀河の重力赤方偏移

Nature 477, 7366 doi: 10.1038/nature10445

宇宙論の理論的な枠組みは主として重力によって定義され、重力に対する現在のモデルは一般相対性理論である。ラムダ項を加えた冷たい暗黒物質モデル(ΛCDM)の範囲内での一般相対性理論の最近の検証では、クモの巣状の大規模宇宙構造の成長率とクラスター化についての予測と観測結果が一致することがわかっている。一般相対性理論はこれまで、宇宙論的スケールで、ΛCDMモデルの仮定とは関係なく、検証されたことはない。本論文では、銀河団内の銀河から到達する光の重力赤方偏移を、アーカイブデータをもとに99パーセントの信頼度で観測したことについて報告する。我々の計測結果は、一般相対性理論、および暗黒エネルギーを必要とせずに宇宙膨張の加速を説明するためのその改良理論(f(R)理論)の予測と一致する。しかし、暗黒物質の存在を取り込まないために提案された他のモデルとは一致しない。

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