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生態:変化した大規模海洋生態系の一時的動態

Nature 477, 7362 doi: 10.1038/nature10285

カナダ東岸のスコシア大陸棚およびその他の海域では、大型底生魚類の乱獲とそれに続く個体群崩壊によって食物網全体が再構築され、現在はプランクトン食性の餌用魚種および大型無脊椎動物が優占している。1990年代前半から厳しい管理措置が講じられているが、スコシア大陸棚の生態系では、以前の構造が回復していない。今回我々は、この生態系の状態が一時的なものであり、現在は底生魚類種の優占に向けて回帰の途上にあることの証拠を示す。食物網の変化した状態の長期化および現在の回復は、これまでも現在も、餌用魚類複合体の振動性で暴走型の消費動態に支配されている。この急増した餌用魚類種は、大型底生捕食者個体群が崩壊する前の数年間と比べてバイオマス量が900 %にもなったが、餌となる動物プランクトンの供給量を追い越してしまったため、現在は減少傾向にある。この減衰とそれに関連する捕食強度の低下に伴って、その上下の栄養段階に属する種の個体数は時間的に遅れて増加した。この増加は、まず動物プランクトン、次に大型捕食者で認められ、いずれもかつての生態系構造への回帰と一致するものである。我々は、撹乱された生態系の回復は可能であり、今回の結果はほかの崩壊した漁場にとって朗報になると結論する。

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