Review Article 生態:地球の6回目の大量絶滅はすでに始まっているのか 2011年3月3日 Nature 471, 7336 doi: 10.1038/nature09678 古生物学では、地質学的に短い期間に地球上の生物種の4分の3以上が失われる場合を「大量絶滅」と見なしており、過去5億4,000万年ほどの間にそうした大量絶滅は5回だけ起こっている。現在、生物学では、過去数百年および数千年にわたる既知生物種の喪失を考慮して、6回目の大量絶滅が進行中なのではないかと考えられている。本論文では、化石データと現生生物データとの差異、および近年新たに得られた古生物学的情報が、現在の絶滅の危機に関する我々の理解にどのように影響しているのかを考察する。その結果から、現在の絶滅速度が化石記録から予測される速度を上回っていることが確認され、有効な保全策の必要性が明らかになった。 Full Text PDF 目次へ戻る