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宇宙:広輝線の活動銀河核は狭輝線のものよりも速く回転する

Nature 470, 7334 doi: 10.1038/nature09761

活動銀河核(AGN)に存在し、106 M◎から 109 M◎という超大質量を持つブラックホールはおそらく降着円盤を有しており、幅の広い輝線を放出する広輝線領域に取り囲まれている。広輝線領域の直径は、数光日から100光日以上の範囲にあり、空間的に解像することはできない。広輝線領域における流入や流出、回転運動あるいは乱流運動の相対的な重要性や、その構造(球状なのか、薄いあるいは厚い降着円盤なのか)は、30年以上の集中的な研究にもかかわらずわかっていない。本論文では、AGNのスペクトル中で観測された輝線幅の半値全幅(FWHM)と輝線形FWHM/σline の間の基本的な関係について報告する。この関係から、広輝線領域における支配的な運動が、乱流を伴うケプラー運動であると推測される。内側の領域の幾何学形状は回転速度によって系統的に変化し、高速回転する広輝線天体では最も平坦であり、低速回転する狭輝線AGNはより球状の構造を持つ。輝線を放出する領域は、個々の銀河内部で中心に向かって幾何学的に厚くなっていくという傾向がこれに重なる。回転速度がわかれば、中心のブラックホールの質量をより正確に算出することが可能で、それらはこれまで推定されている質量の2分の1から10分の1となる。

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