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生理:新発見の遺伝子twenty-fourはショウジョウバエ生物時計の重要な翻訳段階を規定している

Nature 470, 7334 doi: 10.1038/nature09728

遺伝子発現の概日振動は、多細胞生物の概日行動の基盤となっている。転写や翻訳後の振動機構に関心が集まっている一方で、それ以外の転写後機構についてはそれほど明確にはなっていない。本論文では、ショウジョウバエ(Drosophila)の新規遺伝子twenty-four(tyf)の変異体では行動リズムが弱まることを明らかにする。行動リズムの弱さに伴って、時計タンパク質Period(PER)の濃度が著しく低下し、Timeless(TIM)もそれほどではないが同様に低下する。ただしペースメーカーニューロンでのPERの誘導によって、tyf変異体の行動リズムは回復される。TYFは、5′-キャップ構造結合タンパク質複合体、ポリ(A)結合タンパク質(PABP)に結合するとともに、per、timの転写産物にも結合する。さらに、TYFをレポーターメッセンジャーRNAに連結すると、in vitroでもレポーターの発現を促進する。まとめるとこれらの結果は、TYFがペースメーカーニューロンでPERの翻訳を強力に促進してロバストなリズムを維持していることを示しており、ショウジョウバエの概日時計機構で翻訳調節が重要な新たな役割を担っていることを明らかにしている。

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